今日は最近読み終わったばかりの本のご紹介
その前に、 以前ボクのうちにはたくさん本があると書きましたが 確かにあります。しかしそのほとんどが 池波正太郎 浅田次郎 司馬遼太郎そして藤沢周平といった歴史小説家の作品ばかりです。 何故かボクはこの辺りに全く興味が持てず学生時代から海外小説、現代小説とうちにある本にはほとんどノータッチでした。しかし、そんなボクは近頃では寝てもさめても歴史小説で、読まず嫌いはいかんと痛感しました。ではなぜボクが歴史小説を敬遠し、しかしはまっていったかを。
歴史小説の読みにくさにはまず、漢字と言葉使いがあります。が、なんと言っても最大の天敵は「名前」です。例えば、ボクの好きな作家さんに奥田 英朗という方がいます(直木賞を取ってるんで知ってる方が大半だとは思いますが、彼の作品の紹介は、また後日) 彼の代表作に精神科医を主人公においた三部作があります。その作品の主人公の名前は伊良部。そーロッテ、ヤンキース、阪神と渡り歩きクレメンスに憧れ、投球フォームを真似したと言われるあの男と同じ名前です。 覚えやすいですよね。 そりゃそーですよ、だって現代小説に登場する人々はたいてい、山田や田中と言った誰しも聞いた事のある名前ばかりですから…
そんな訳で今回ご紹介する作品は 藤沢周平著 「三屋清左衛門残日録」
もう、ギブアップです。読めませんし、変換めちゃくちゃ大変ですし。
と言わずに。 藤沢周平さんといえば キムタクの映画 「武士の一分」の原作「盲目剣谺返し」を書いた人といえば何となく… 他にも映画化された有名な作品といえば「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」といったものがあります。ボクはほとんど読んでますが、読みやすいですし、面白いです。名前に気後れしすぎでした。それでもやはり、漢字、言葉使い、名前といった天敵は容赦なく襲ってきます。「あれ、この人なんだったけ?」なんて言ってページを戻るのは日常茶飯事です。しかし、それはひとまず置いといて、 今回ご紹介するこちらの作品の内容はというと、元用人であった三屋清左衛門が隠居したところから物語は始まります。元用人ということで、事件に巻き込まれたり、淡い恋話ありと。そして以前は国を動かしていたのにも関わらず、今や隠居部屋で世間との距離が日に日に遠くなっていく寂しさ、哀愁を表した作品です。(説明が下手ですいません本当に面白いんです) しかし、この作品で作者が読み手に伝えたいモノは最後の方のこちらの台詞
「衰えて死がおとずれるそのときは、おのれをそれまで生かしめたすべてのものに感謝をささげて生を終えればよい。しかしいよいよ死ぬるそのときまでは、人間はあたえられた命をいとおしみ、力を尽くして生き抜かねばならぬ、」
ではないかと。読めばわかる!
と、まーなんだかよくわからないブログになってしました。自分の文章力の稚拙さを感じます。 上にも書いた歴史小説家さん達の作品の魅力はなんといっても、ボクは文章力だと思います。ボクが言うのもなんですが最近でてこられた作家さん達の作品とは違います(好き好きなので語弊があったらすいません。謝ります。) ボクが歴史小説にはまった訳は作中人物の心情のあらわし方や、なんと言っても風景の描写。 その情景が頭に浮かびます。これらの文章そのものです。 今回紹介した、藤沢周平さんや浅田次郎さんの作品はどちらかというと読みやすい作品ばかりなのでこの機会に歴史の旅に出てみてはいかがでしょうか?
追伸 ボクには姉がいるのですが、彼女も本が好きです。ある日ボクが姉に「歴史小説って漢字が難しくて読めなくて辛くない?」と聞くと
「そんなもん飛ばせばいいじゃん」といわれました。なので、わからないセリフや名前は飛ばして読んでください。
ご紹介Ⅱ
2008/04/23 コメントはまだありません今日は最近読み終わったばかりの本のご紹介
その前に、 以前ボクのうちにはたくさん本があると書きましたが 確かにあります。しかしそのほとんどが 池波正太郎 浅田次郎 司馬遼太郎そして藤沢周平といった歴史小説家の作品ばかりです。 何故かボクはこの辺りに全く興味が持てず学生時代から海外小説、現代小説とうちにある本にはほとんどノータッチでした。しかし、そんなボクは近頃では寝てもさめても歴史小説で、読まず嫌いはいかんと痛感しました。ではなぜボクが歴史小説を敬遠し、しかしはまっていったかを。
歴史小説の読みにくさにはまず、漢字と言葉使いがあります。が、なんと言っても最大の天敵は「名前」です。例えば、ボクの好きな作家さんに奥田 英朗という方がいます(直木賞を取ってるんで知ってる方が大半だとは思いますが、彼の作品の紹介は、また後日) 彼の代表作に精神科医を主人公においた三部作があります。その作品の主人公の名前は伊良部。そーロッテ、ヤンキース、阪神と渡り歩きクレメンスに憧れ、投球フォームを真似したと言われるあの男と同じ名前です。 覚えやすいですよね。 そりゃそーですよ、だって現代小説に登場する人々はたいてい、山田や田中と言った誰しも聞いた事のある名前ばかりですから…
そんな訳で今回ご紹介する作品は 藤沢周平著 「三屋清左衛門残日録」
もう、ギブアップです。読めませんし、変換めちゃくちゃ大変ですし。
と言わずに。
藤沢周平さんといえば キムタクの映画 「武士の一分」の原作「盲目剣谺返し」を書いた人といえば何となく…
他にも映画化された有名な作品といえば「たそがれ清兵衛」や「蝉しぐれ」といったものがあります。ボクはほとんど読んでますが、読みやすいですし、面白いです。名前に気後れしすぎでした。それでもやはり、漢字、言葉使い、名前といった天敵は容赦なく襲ってきます。「あれ、この人なんだったけ?」なんて言ってページを戻るのは日常茶飯事です。しかし、それはひとまず置いといて、
今回ご紹介するこちらの作品の内容はというと、元用人であった三屋清左衛門が隠居したところから物語は始まります。元用人ということで、事件に巻き込まれたり、淡い恋話ありと。そして以前は国を動かしていたのにも関わらず、今や隠居部屋で世間との距離が日に日に遠くなっていく寂しさ、哀愁を表した作品です。(説明が下手ですいません本当に面白いんです)
しかし、この作品で作者が読み手に伝えたいモノは最後の方のこちらの台詞
「衰えて死がおとずれるそのときは、おのれをそれまで生かしめたすべてのものに感謝をささげて生を終えればよい。しかしいよいよ死ぬるそのときまでは、人間はあたえられた命をいとおしみ、力を尽くして生き抜かねばならぬ、」
ではないかと。読めばわかる!
と、まーなんだかよくわからないブログになってしました。自分の文章力の稚拙さを感じます。 上にも書いた歴史小説家さん達の作品の魅力はなんといっても、ボクは文章力だと思います。ボクが言うのもなんですが最近でてこられた作家さん達の作品とは違います(好き好きなので語弊があったらすいません。謝ります。)
ボクが歴史小説にはまった訳は作中人物の心情のあらわし方や、なんと言っても風景の描写。
その情景が頭に浮かびます。これらの文章そのものです。
今回紹介した、藤沢周平さんや浅田次郎さんの作品はどちらかというと読みやすい作品ばかりなのでこの機会に歴史の旅に出てみてはいかがでしょうか?
追伸 ボクには姉がいるのですが、彼女も本が好きです。ある日ボクが姉に「歴史小説って漢字が難しくて読めなくて辛くない?」と聞くと
「そんなもん飛ばせばいいじゃん」といわれました。なので、わからないセリフや名前は飛ばして読んでください。