phat | 東京都渋谷区。古着や雑貨の販売。

Levi’s　Big E etc

　まー大体のチェックも終わった事でブログを書きます。

　今日は少し前まで雨降りだったので、ボクが雨を利用して得た知識を…

全部amazonに飛びますよ。

　まずは、カシオペアの丘で 上

　カシオペアの丘で 下

　もう、涙なしでは読み終える事のできない作品。重松清って言ったら短編のイメージだけど、長いのもいいなって（長編は初らしいけど）。

　飽きずに読める。長い作品の最重要箇所はコレ　だと思う。

重松作品は結構好きで読んでるんだけど、この人の「死」を題材にした作品は　何か、何てーか…深くて重い。思い。でもいい気がするけど。

　例えば流星ワゴンとかもそうだけど　親子、夫婦、友達への別れの心情が　何か、何てーか…深くて思い。重い。でもいいけど。

　で、この本はガンに侵された主人公が、故郷への思いや友人、妻、子供に対して残された時間で何をするか、何を残すか、償うかっていうお話だと思ったけど…違うか?ん?　本なんて人それぞれ感じ方が違うから、ボクはそう思ったけど各々で読んで、色々感じて、自分の人生にいい意味で影響を及ぼせばいいと思う。

　で、ボクはこの本で　身近であって身近で無い病気「ガン」について色々と学んだ。
もちろん、医学書ではないし作者自身の考えだし　もし、主人公と同じ末期のガンに侵されている本人やその家族には、何言ってんだって思われるかもしれないけど、作中の

　ガンは、ウイルスや細菌がもたらす病気ではない。外から傷つけられたり異物が入り込んだりして起こる病気でもない。

　思い切りシンプルに説明するならば、ガンは、遺伝子の突然変異によって正常な機能を失ってしまった細胞が、とめどなく増殖を繰り返していく病気だ。　つまり、ガンは僕の体で生まれた。僕自身がガンをつくった。誰を恨むわけにもいかないし、「あのときこうしていれば」「こうしていなければ」と悔やむこともできない。
　以下略
で、主人公は結局、「ガンは意図せざる自殺」　だと。

　重いね。

　ボク達は明日、明後日と日にちを増やして生活していく。けど、カレは明日、明後日と日にちを減らして生活していく。自分の死のリミットをもうすでに決められてしまっているから。　簡単には置き換えられないけど、ボクだったらどうしようって…

　何か、あまりの天気の良さに少しオセンチな気分の文章を書いてしまいましたが、決して暗い内容の本ではないので明日に向けて、良い意味でアナタに影響を与えてくれると思うよ。

　そんな訳で今日はサワヤカにシャツをアップです。

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